【コピペOK】通所介護計画書の記入例を紹介!実務ですぐに使えるテンプレート集
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通所介護(デイサービス)を運営する上で欠かせないのが 「通所介護計画書」 です。介護保険制度に基づき、利用者の状態やニーズに応じて作成し、サービス内容を明確化する役割があります。
しかし、初めて書く人や経験が浅い人にとっては「どんな文言を入れればいいの?」「どのくらい具体的に書くべき?」と迷いやすい部分です。
本記事では、通所介護計画書の書き方のポイントと、すぐに使える記入例(コピペOK) を紹介します。ぜひ日々の業務にご活用ください。
目次
通所介護計画書とは?
通所介護計画書は、ケアマネジャーが作成する「居宅サービス計画(ケアプラン)」をもとに、デイサービス事業所が具体的にどのようなサービスを提供するかを明文化したものです。
- 作成者:管理者または生活相談員
- 根拠:介護保険法(指定基準第41条)
- 利用者や家族へ説明・同意が必要
つまり、計画書は 「デイサービスとしてのサービス提供の約束」 であり、介護報酬請求や運営上も非常に重要な文書です。
通所介護計画書の書き方ポイント
- 利用者のニーズを反映
ケアマネ作成の居宅サービス計画書をもとに、通所介護で担う部分を落とし込む。 - 具体的な表現を意識
「支援する」より「入浴時の衣服着脱を介助する」など、行動が明確に分かる文章が望ましい。 - 長期目標と短期目標を分ける
「自宅での生活を継続できる(長期目標)」→「週3回の通所で入浴を継続する(短期目標)」のように整理。 - モニタリングしやすい内容にする
評価や修正が可能な文言にすることで、サービス担当者会議やモニタリングに活用できる。
【コピペOK】通所介護計画書の記入例
1. 基本情報
利用者名:〇〇〇〇
作成年月日:2025年4月1日
作成者:生活相談員 △△△△
サービス提供期間:2025年4月1日~2025年9月30日
2. 利用者の生活全般の解決すべき課題
自宅での入浴が困難となり清潔保持が難しい。
外出機会が少なく、交流の場が不足している。
軽度の認知症があり、見守りが必要な場面がある。
3. 長期目標
デイサービスを継続利用しながら、清潔保持と体力維持を行い、住み慣れた自宅で安心して生活を継続できるようにする。
4. 短期目標
・週2回の入浴介助を継続し、清潔保持を図る。
・レクリエーション活動に参加し、利用者同士の交流を楽しめるようにする。
・機能訓練(体操・歩行練習)を週2回実施し、移動能力の維持を目指す。
5. サービス内容
・送迎:安全運転を心がけ、乗降時は転倒に注意し職員が介助する。
・入浴:職員が衣類の着脱を介助し、浴槽への移動は二人体制で見守り。
・食事:嚥下状態を観察し、必要時は食事形態を調整。摂取量を記録する。
・レクリエーション:体操・歌・ゲームなどに積極的に参加できるよう声かけ。
・機能訓練:リハビリ職員の指導のもと、ストレッチや歩行訓練を実施。
6. 評価方法
・入浴時の清潔保持の状況を毎回記録し、皮膚状態を確認する。
・レクリエーション参加回数や表情の変化を観察し記録する。
・歩行距離やバランスの状態を評価し、機能訓練記録に残す。
7. 利用者・家族の意向
利用者:お風呂に入ってさっぱりしたい。外出する機会が欲しい。
家族:安全に入浴させたい。家以外で過ごす時間を楽しんでほしい。
通所介護計画書の活用方法
- サービス担当者会議で共有し、多職種と方向性をそろえる
- モニタリング時に評価・修正して最新状態に更新する
- 利用者や家族に説明し、納得感を持ってもらう
このサイクルを繰り返すことで、計画書は「作成して終わり」ではなく「利用者支援を進めるツール」として機能します。
まとめ
通所介護計画書は、利用者支援の方向性を示す大切な文書です。
- ケアプランをもとにデイサービスで担う役割を具体的に記載する
- 長期目標・短期目標を分け、モニタリングしやすい表現にする
- コピペで使える文例を参考に、自事業所に合わせて調整する
本記事で紹介した記入例を活用すれば、初めての方でも効率的に計画書を作成可能です。ぜひ日々の業務に役立ててください。