デイサービスで楽しむ月別の変わり風呂アイデア|利用者が喜ぶ季節の工夫

デイサービスでは、入浴は清潔保持だけでなくリラックスや楽しみの時間として重要です。
その中でも「変わり風呂」は、季節を感じながら入浴を楽しめる人気の取り組みです。
柚子湯や菖蒲湯など日本の風習を取り入れたり、見た目や香りを工夫することで利用者の会話も弾みます。
本記事では、1月から12月までの月別におすすめの変わり風呂アイデアを紹介し、デイサービスでの入浴をより豊かにする工夫を解説します。
変わり風呂がデイサービスで喜ばれる理由
デイサービスで行う変わり風呂は、単なる「入浴支援」を超えた価値を生み出します。
- 季節感を感じられ、生活のリズムが豊かになる
- 香りや色でリラックス効果や気分転換につながる
- 日本の伝統行事を取り入れることで会話が広がる
- 入浴を楽しみに感じてもらえ、通所意欲の向上にもつながる
こうした効果から、多くの事業所で「月ごとに趣向を変えたお風呂」を取り入れています。
月別の変わり風呂アイデア
1月:松葉湯・お正月の香り風呂
お正月らしく松葉や柚子を使った香りのお風呂。新年の雰囲気を楽しみながら体を温められます。
2月:チョコレート風呂・梅の香り風呂
バレンタインにちなんだ「チョコ風呂」はユニークで話題性抜群。梅の香りを取り入れると季節感も演出できます。
3月:ひな祭りの桃の香り風呂
桃の花をイメージした入浴剤や色付きのお湯で、春らしい華やかな雰囲気に。女性利用者に特に喜ばれます。
4月:桜湯
桜の花びら風呂やピンク色の入浴剤で、春爛漫を感じられます。桜にまつわる思い出話も弾むきっかけに。
5月:菖蒲湯(端午の節句)
古くから「邪気を払う」とされる菖蒲湯。端午の節句の行事として毎年定番で取り入れられています。
6月:紫陽花風呂・ハーブ風呂
梅雨の季節には、紫陽花をイメージした色のお湯やハーブを取り入れた爽やかなお風呂が人気です。
7月:ミント風呂・笹の葉風呂
七夕の笹をイメージした風呂や、暑さ対策に清涼感のあるミント風呂がおすすめです。
8月:ひまわり風呂・ラムネ風呂
夏らしく、ひまわりを浮かべた明るいお風呂や、ラムネをイメージした爽やかな香りで涼を感じます。
9月:重陽の節句 菊湯
「菊の節句」と呼ばれる重陽の行事に合わせて菊の花を使った菊湯。高齢者にとってなじみの深い伝統行事です。
10月:りんご風呂・ハロウィン風呂
りんごを浮かべた香り豊かなお風呂や、オレンジ色の入浴剤でハロウィンを楽しむアイデアも人気です。
11月:紅葉風呂・柚子風呂(早めに)
紅葉色のお湯や、冬至より一足早い柚子風呂で季節の移り変わりを実感できます。
12月:柚子湯(冬至)
冬至には定番の柚子湯を実施するデイサービスが多いです。香りと温かさで冬の寒さを癒してくれます。
デイサービスで変わり風呂を実施する際の注意点
- 本物の植物や果物を使う場合はアレルギーや皮膚刺激に注意
- 入浴剤を使用する際は、香りが強すぎないか確認する
- 浴槽の清掃や排水への影響も考慮して取り入れる
- 写真を撮って掲示するなど、記録として残すとご家族への安心につながる
まとめ
デイサービスでの変わり風呂は、季節感を楽しみながらリラックスできる人気の取り組みです。
1月の松葉湯から12月の柚子湯まで、月ごとにテーマを変えることで、利用者が「今日はどんなお風呂かな」と楽しみに通えるきっかけになります。
安全面に配慮しつつ、季節の行事や自然を取り入れた変わり風呂を実施することで、日常に彩りを添えることができるでしょう。