デイサービスの志望動機|理学療法士向けの書き方と例文を紹介

理学療法士(PT)がデイサービスへの就職や転職を考える際、必ず求められるのが「志望動機」です。
病院やクリニックと違い、デイサービスは在宅生活を送る高齢者を対象にリハビリや日常生活支援を行う場です。
そのため志望動機でも「なぜデイサービスを選んだのか」「自身のスキルをどう活かすのか」を明確に伝える必要があります。
本記事では、理学療法士がデイサービスに応募する際の志望動機の書き方と例文を紹介します。
デイサービスに勤務する理学療法士の役割とは?
理学療法士はデイサービスにおいて、利用者の身体機能の維持・向上を目的とした機能訓練を担当します。
具体的には、歩行訓練、筋力トレーニング、関節可動域運動、日常生活動作(ADL)の指導などです。
病院と違って「治療」よりも「生活の質の向上(QOL)」に重きが置かれる点が特徴です。
そのため、志望動機では「在宅生活の支援に貢献したい」という想いを伝えると、施設側に響きやすくなります。
理学療法士がデイサービスの志望動機で伝えるべきポイント
- 高齢者が在宅生活を続けるための支援に関心がある
- 急性期・回復期で得た経験を生活期リハに活かしたい
- 利用者の「できること」を伸ばし、自立支援を重視したい
- 介護職や看護師とのチーム連携を大切にしたい
- 地域包括ケアに貢献したい
これらを具体的に盛り込むことで、説得力のある志望動機につながります。
理学療法士向け|デイサービス志望動機の例文
例文1:高齢者支援を強調するケース
「急性期病院での勤務を通じて、退院後の生活に不安を抱える高齢患者さまを多く見てきました。その経験から、生活に根ざした支援の重要性を感じ、デイサービスで理学療法士として働きたいと考えました。利用者さまが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、身体機能の維持・向上をサポートしていきたいです。」
例文2:在宅生活のサポートを志望するケース
「これまで回復期病棟で、日常生活動作の改善を目指したリハビリに携わってきました。今後は退院後の生活を支える立場で関わりたいと考え、デイサービスを志望いたしました。利用者さまが在宅で自立した生活を続けられるよう、身体機能の維持に加え、ご家族へのアドバイスや環境調整にも積極的に取り組みたいです。」
例文3:チーム連携を重視するケース
「私はこれまで他職種との連携を大切にしてきました。デイサービスでは理学療法士だけでなく、看護師や介護職員、ケアマネジャーと連携しながら支援を行うことが求められるため、私の強みを活かせると考え志望しました。チームの一員として利用者さまを総合的に支援し、笑顔で過ごせる時間を増やすことに貢献したいと思っています。」
例文4:地域貢献を意識するケース
「私は地域に根差したリハビリに携わりたいと考えています。デイサービスは利用者さまの日常生活に密着した支援ができる場であり、地域包括ケアの重要な一端を担っています。理学療法士として身体機能面の支援を行うだけでなく、地域の高齢者が安心して暮らし続けられる社会づくりに貢献していきたいです。」
例文5:家庭との両立を意識するケース
「病棟勤務では夜勤や休日勤務が多く、家庭との両立に課題を感じていました。日勤中心のデイサービスであれば、生活のリズムを整えながら理学療法士としての専門性を活かせると考えています。利用者さま一人ひとりの目標に寄り添い、楽しく通っていただける環境づくりに貢献していきたいと思います。」
志望動機を書くときの注意点
- 抽象的な表現にしない:「やりがいを感じます」だけでは不十分。具体的な経験や将来像を盛り込みましょう。
- 病院勤務との違いを理解する:治療よりも生活支援に視点を置いた志望動機にすること。
- 施設の特徴に合わせる:リハビリ特化型、認知症対応型など事業所の特色に応じて書き分けると効果的。
まとめ
理学療法士がデイサービスに応募する際の志望動機では、「急性期や回復期の経験を生活期リハに活かしたい」「高齢者の在宅生活を支えたい」といった視点を盛り込むことが大切です。
例文を参考に、自分の経験や価値観を具体的に表現することで、採用担当者に響く志望動機を作ることができます。