通所介護の連絡帳とは?書き方のポイントと使える例文を紹介
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デイサービス(通所介護)を利用する際に欠かせないのが「連絡帳」です。
利用者の様子を家族と事業所で共有し、日常生活や介護に役立てるための大切なツールですが、「何を書けばよいのかわからない」「形式的な文章になってしまう」と悩む職員や家族も少なくありません。
この記事では、通所介護の連絡帳の役割、書き方のポイント、そして実際に使える例文を紹介します。
目次
通所介護における連絡帳の役割
- 利用者の体調や生活状況を共有
- 家族と事業所の双方向コミュニケーションツール
- 医療機関やケアマネジャーへの情報提供の一助
特に高齢者は体調の変化が大きいため、ちょっとした気づきでも記録・共有することが重要です。
連絡帳に書くべき主な内容
- 利用者の体調・食欲
- 入浴・排泄の状況
- 機能訓練や活動への参加状況
- レクリエーションの様子
- 特記事項(転倒・発熱・服薬忘れなど)
- 次回利用時の連絡事項
連絡帳の例文集
1. 体調に関する例文
- 「本日は朝から少し咳が見られましたが、熱はなく元気に過ごされました。」
- 「昼食は完食され、食欲も良好でした。おやつも笑顔で召し上がっていました。」
2. 入浴・排泄に関する例文
- 「入浴介助にて全身清拭を行い、さっぱりされた様子でした。」
- 「排泄は昼食後に1回あり、自立して行われました。」
3. 機能訓練・リハビリに関する例文
- 「歩行訓練に参加し、職員の見守りで20m歩行されました。」
- 「肩関節の可動域訓練を10分間実施し、『楽になった』と感想をいただきました。」
4. レクリエーションに関する例文
- 「輪投げゲームに参加され、笑顔で周囲と声を掛け合って楽しまれていました。」
- 「歌のレクリエーションでは、大きな声で歌われ活気のあるご様子でした。」
5. 特記事項の例文
- 「午後に一時的に血圧が高めでしたが、休憩後に安定しました。」
- 「軽いふらつきがありましたので、次回も注意して様子を見ます。」
6. 家族へのお願いや連絡
- 「服薬の時間が不明とのことでしたので、次回ご確認をお願いいたします。」
- 「来週の利用日について変更希望がありましたら、早めにご連絡ください。」
連絡帳を書くときのポイント
- 簡潔でわかりやすい言葉を使う(専門用語より平易な表現を)
- ポジティブな表現を意識する(「できなかった」ではなく「〇〇までできた」など)
- 事実と感想を分けて記載する(例:体温は37.2度 → 少し疲れた様子が見られる)
- 家族に安心してもらえる内容を心がける
まとめ
通所介護の連絡帳は、利用者の体調や活動の様子を共有する大切なコミュニケーションツールです。
- 書く内容は「体調・食事・入浴・排泄・活動・特記事項」
- 簡潔で分かりやすい言葉を用いることが大切
- 家族が安心できるよう、前向きな表現を心がける
今回紹介した例文を活用すれば、日々の連絡帳作成がスムーズになり、利用者や家族にとっても安心感のある記録になります。