デイサービスのおやつ代はいくら?介護保険との関係や注意点を解説

デイサービスを利用する際、多くの事業所では午後の時間に「おやつ」が提供されます。
利用者にとっては楽しみのひとつですが、ご家族からは「おやつ代はいくらかかるの?」「介護保険で払えるの?」といった質問も多く寄せられます。
本記事では、デイサービスにおけるおやつ代の相場や支払い方法、介護保険との関係、注意すべきポイントについてわかりやすく解説します。
デイサービスのおやつ代は介護保険の対象外
まず押さえておくべきポイントは、おやつ代は介護保険給付の対象外 であるということです。
介護保険でカバーされるのは介護サービス部分(入浴・機能訓練・介助など)であり、食費やおやつ代は 実費負担 となります。
デイサービスのおやつ代の相場
事業所や地域によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
- 1日あたり:50円〜150円程度
- 月額にすると:1,000円〜3,000円程度
おやつの内容は、ビスケットやゼリー、和菓子、果物など比較的軽めのものが中心です。特別な行事の際には、ケーキや手作りデザートが提供されることもあります。
おやつ代の支払い方法
デイサービスによって異なりますが、主な支払い方法は以下の通りです。
- 月末にまとめて請求
利用料と合わせて翌月請求されるケースが多い。 - 現金払い
その日ごとに支払う方式。ただし最近は減少傾向。 - 口座引き落とし
サービス利用料と一緒に自動引き落としになる場合もある。
おやつ代をめぐる注意点
欠席時の扱い
当日キャンセルした場合でも、おやつが準備済みなら請求されることがあります。事業所のルールを確認しておきましょう。
特別おやつ・イベント時の追加料金
クリスマスや誕生日会など特別なおやつが提供される場合、追加費用が発生するケースがあります。
アレルギー対応
利用者のアレルギーや嚥下状態に応じておやつを変更することが可能な事業所もありますが、追加料金がかかる場合があります。
おやつ持参はできる?
原則としては事業所提供のおやつを利用しますが、食物アレルギー・糖尿病・宗教上の理由 などで制限がある場合、事前相談のうえ持参できることもあります。
ただし食中毒リスクや管理上の問題から「持ち込み不可」としている施設も多いので注意が必要です。
おやつの役割
おやつは単なる楽しみだけでなく、デイサービスにおいて次のような役割を果たしています。
- 栄養補給:食事で不足しがちなエネルギーを補う
- リフレッシュ:午後の活動への活力になる
- 交流のきっかけ:おやつを一緒に食べながら会話が生まれる
- 嚥下リハビリ:ゼリーやプリンなどを活用し、安全な摂食嚥下の練習にもなる
まとめ
- デイサービスのおやつ代は 介護保険対象外で自己負担
- 相場は 1日50円〜150円、月1,000円〜3,000円程度
- 欠席時やイベント時の追加料金、アレルギー対応の有無は事業所に確認を
- おやつは「栄養補給・リフレッシュ・交流促進」といった大切な役割を持つ
デイサービスを選ぶ際には、介護内容だけでなく「食事やおやつの提供内容・費用」も確認しておくと安心です。