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介護職の退職理由をどう説明する?面接・履歴書で使える例文集

介護職から転職を考える際、避けて通れないのが「退職理由の説明」です。
面接や履歴書で必ず質問される項目ですが、「正直に言うと印象が悪いのでは?」「どう表現すれば前向きに伝えられるのか」と悩む方も多いでしょう。
介護職は人間関係や体力的な問題などで離職率が高い業界ですが、伝え方次第でマイナス要素をプラスに変えることが可能です。
この記事では、介護職でよくある退職理由と、それを面接や履歴書で説明する際のコツ、そして実際に使える例文を紹介します。
介護職でよくある退職理由
介護職を辞める理由には次のようなものがあります。
- 人間関係のトラブル
- 給与・待遇への不満
- 体力的にきつい(腰痛・夜勤など)
- 家庭や子育てとの両立が難しい
- 職場の運営方針や理念が合わない
- キャリアアップや資格取得のため
- 新しい分野に挑戦したい
いずれも珍しいことではなく、採用担当者も理解している内容です。大切なのは「どのように説明するか」です。
退職理由を説明する際のコツ
ネガティブをそのまま言わない
「人間関係が悪かった」「給与が安すぎた」と正直に言ってしまうと、マイナス評価になりやすいです。
前向きな表現に言い換える
- 「人間関係に疲れた」→「よりチームワークを重視する環境で働きたい」
- 「給与が低い」→「スキルに見合った評価を受けられる環境を探している」
将来の目標と結びつける
「資格を取得したい」「専門性を高めたい」など、次のキャリアへの前向きな姿勢を示すと好印象です。
面接で使える退職理由の例文集
人間関係が理由の場合
NG例:「職員同士の仲が悪く、人間関係に疲れてしまいました。」
OK例:「前職では意見交換の機会が少なく、自分の考えを活かせる場が限られていました。今後はチームワークを大切にしながら、協力して介護に取り組める環境で力を発揮したいと考えています。」
給与や待遇が理由の場合
NG例:「給料が安く、生活できなかったので辞めました。」
OK例:「これまでの経験を活かし、より長く安定して働ける職場を探したいと思い退職しました。御社では処遇改善や研修制度が整っていると伺い、安心してキャリアを積んでいけると考えております。」
体力的な問題が理由の場合
NG例:「夜勤がつらく、体力的に限界でした。」
OK例:「夜勤中心のシフトで体力的な負担を感じていました。今後は日勤を中心に、利用者様とじっくり関われる環境で働きたいと思い、退職を決意しました。」
家庭や子育てとの両立が理由の場合
OK例:「子育てと夜勤の両立が難しく退職しましたが、現在は環境が整ったため改めて介護の仕事に復帰したいと考えています。御社では日勤中心で勤務できる点に魅力を感じています。」
キャリアアップが理由の場合
OK例:「介護福祉士の資格取得を目指し、勉強に集中するため一度退職しました。資格取得後はこれまで以上に専門性を高め、現場で役立てたいと考えております。」
新しい分野に挑戦したい場合
OK例:「前職では特養で働いていましたが、在宅支援に関わりたいと考えるようになりました。御社の訪問介護サービスに強い点に魅力を感じ、応募させていただきました。」
履歴書に書く退職理由の例文
履歴書では面接ほど詳しく書く必要はありません。簡潔で前向きな表現を心がけましょう。
- 「キャリアアップのため退職」
- 「家庭の事情により退職、その後再就職可能となり応募」
- 「新しい分野に挑戦するため退職」
- 「資格取得のため退職」
まとめ
介護職で退職理由を説明する際は、
- ネガティブな理由をそのまま伝えない
- 前向きな言葉に言い換える
- 将来の目標や応募先への意欲につなげる
ことが大切です。
例文を参考にしつつ、自分の経験や思いを交えて伝えれば、面接官に好印象を与えることができます。
退職理由は「マイナス要素」ではなく、「次に進むためのきっかけ」です。自信を持って前向きに伝えましょう。
