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デイサービス(通所介護)の離職理由とは?現場の課題と定着につなげる工夫を解説

介護業界の中でも日勤中心で働きやすいと言われる「デイサービス(通所介護)」。
夜勤がなく、家庭やプライベートと両立しやすい職場として人気がある一方で、離職率が高い業種のひとつでもあります。
「なぜデイサービスを辞める人が多いのか?」という疑問は、これから働こうとする人や管理者にとって重要なテーマです。
本記事では、デイサービスの離職理由を具体的に解説するとともに、定着率を上げるための改善策についても紹介します。
デイサービス(通所介護)でよくある離職理由
人間関係のトラブル
介護現場の離職理由として最も多いのが「人間関係」です。
- 職員同士のコミュニケーション不足
- ベテランと新人の意見の衝突
- 管理者との関係性の悪化
少人数で業務を回すデイサービスでは、人間関係が悪化すると職場全体の雰囲気に直結しやすいのが特徴です。
入浴介助など身体的な負担
デイサービスでは、多くの利用者が入浴サービスを楽しみにしています。そのため、入浴介助が職員の大きな負担となります。腰痛や体力的な疲労が続くと「長く働けない」と感じて離職につながります。
送迎業務のプレッシャー
多くのデイサービスでは送迎業務を職員が担います。
- 利用者を安全に乗降させる責任
- 交通渋滞や事故のリスク
- 運転に不慣れな職員へのプレッシャー
この送迎業務が精神的ストレスとなり、離職理由になるケースも少なくありません。
レクリエーション企画の負担
「毎日のレクリエーションをどう盛り上げるか」という課題に悩む職員は多いです。
- ネタ切れによるプレッシャー
- 企画しても利用者の反応が薄いと落ち込む
- 職員一人に負担が集中する
「介護だけでなくレクリエーションの進行まで」という業務量の多さが、退職につながることがあります。
給与や待遇への不満
介護報酬に依存する仕組みのため、給与水準が低めで昇給幅も限られるのが現実です。
- 生活が厳しい
- 賞与や昇給がほとんどない
- パート契約から正社員になれない
待遇への不満は長期的な離職理由として大きな割合を占めます。
家庭やライフスタイルとの両立が難しい
日勤中心とはいえ、送迎や残業、土曜・祝日勤務のある事業所も多く、家庭と両立できず退職するケースもあります。子育て世代や家族介護をしている人には特に大きな問題です。
キャリアアップや転職のため
前向きな離職理由として「スキルアップ」や「資格取得」を目指して転職する人もいます。
- 介護福祉士やケアマネ資格の取得を目指す
- 特養や老健など別施設での経験を積みたい
- 病院勤務に戻りたい
これは個人のキャリア形成に基づく離職であり、ネガティブな理由ではありません。
デイサービスの離職を防ぐための工夫
人間関係を改善する
- 定期的なミーティングや意見交換会を設ける
- 新人教育に力を入れ、孤立を防ぐ
- 上司が現場の声を積極的に聞く姿勢を示す
身体的負担を軽減する
- リフトやスライディングシートなど福祉用具を活用する
- 腰痛予防研修を実施する
- 入浴介助を分担し、負担を均等化する
送迎業務の負担を軽くする
- 運転に不安がある職員は添乗や介助専門に回す
- 外部送迎ドライバーの導入を検討する
レクリエーションの工夫
- ネタは職員同士で共有する
- 外部レクリエーション講師を招く
- 市販のレク教材を活用する
給与・待遇改善
- 処遇改善加算を活用して給与に還元
- 賞与や手当を整備する
- 勤続年数に応じた昇給制度を取り入れる
まとめ
デイサービス(通所介護)の離職理由として多いのは、
- 人間関係のトラブル
- 入浴介助や送迎業務の負担
- レクリエーション企画のストレス
- 給与や待遇への不満
- 家庭やライフスタイルとの両立困難
- キャリアアップのための転職
などです。
一方で、人間関係改善や業務分担、処遇改善の取り組みを行うことで離職率を下げることは可能です。
デイサービスは「疲れるから辞める職場」ではなく、工夫次第で長く働きやすい環境にできる職場です。求職者にとっても、経営者や管理者にとっても「離職理由を正しく理解すること」が、より良い職場づくりの第一歩となります。
